【処方箋】古典教養大学との付き合い方
こんばんは。
古典教養大学 学長の宮下です。
体験生の方からよくいただく質問にご回答しようと思います。
「できることなら、全部受講したいのですが、
スケジュール的にも難しく、
また、授業で取り扱った本を読む時間もつくらなければと思うと不安です。
どういう付き合い方がよいのでしょうか?」
前のめりなご質問でとてもうれしかったです。
この場を借りて、
学長が思うベストな、
古典教養大学との付き合い方をご紹介します。
いわば、処方箋!
①頻度と②授業後の自主勉について触れます。
①頻度
授業は月に8回ですが、
8回はおそらく無理でしょう。
学長がいうのもなんですが、
30日中8日もPCの前に座っているなら、
別の趣味もつくっていただいたほうがいいかと(笑)
冗談はさておき、
できるかぎり月に2回、難しければ月1回受講してほしい!
なぜか?
それは教養というのは習慣だからです。
たとえば、ご自身で「一年頑張る」と決めたら、
月一でもいいのでそれを続けてほしいんですね。
どうしても受けたいけどスケジュールが合わないものは、
動画で閲覧可能なので自主勉強するもよし。
もしくは、半年ペースで授業を回すので、
6ケ月後を待っていただくのもありかと。
それに「好きなテーマ」で選ぶのもいいですが、
「たまたま予定が空いていた」という理由で、
全く知らないテーマに飛び込んでみるのもオススメです。
やはり知見を広げるには、
「今」の「好き」にこだわらないほうがいいでしょう。
②付き合い方
僕の授業のスタンスはこうです。
「そのテーマについて、まったく知らなかった人が、
『あ、もしかしたら面白いかも』と思ってもらえるレベルまで持っていく」
もちろん、受講した授業に関する本を読んでいただくことは
ベストオブベストです。
とはいえ、ご多用の中、なかなか根詰めて付き合うのは長続きしません。
なので、
「結婚相手を探すために、デートをする」感覚が一番じゃないかと。
デートした相手と、必ずしも結婚する必要はないですよね。
だけど、たくさんデートしないと、
自分がどんな相手とうまくいくかもわかりません。
同じように、受講したテーマをすべて自主勉しなくて構いません。
ほんとうに自分がのめりこみたい授業が見つかったら、
関連する書籍を漁ってみるという程度でよいです。
それに、すぐに結婚相手を見つける必要もないですから、
しばらくはデート自体を楽しむというのも大歓迎です。
僕はすべての授業に必要最低限の知識はいれこんでいますから、
「浅く広く」受講しても十分な価値はあります。
まとめますと、
月に1回~2回、浅く広く受講いただければ、
それだけで見える世界は変わっていきます。
どうぞ、参考にしてみてください。
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