SNSから日本人を考える
前回の更新からかなり時間が経ってしまいました。最近は日々の忙しさに追われ、どこか落ち着かない毎日が続いておりました。それを言い訳に、ブログの更新を怠ってしまったのが正直なところです。でも、いい歳をして言い訳ばかりでは格好悪いですよね。これからは定期的な更新を心がけていきます!。
さて、今日のタイトルはコレ。
『SNSから日本人を考える』。
実はわたくし、こっそりSNSを始めまして、日々の感動や社会への疑問などを気軽につぶやいております。特にテーマを決めているわけではなく、その日の出来事や、ふと思ったことを書き連ねたりしているのですが、最近、小さな「バズり」を経験しました。今日はその話題から、日本人とは何かを考えていきたいと思います。
その内容はというと・・・
『友達に「遊びに行かない?」と誘ったら、「ごめん、予定が入ってる」と謝られた。この謝る行為って何なんだろう?「また誘って」で良いのに、憐れまれているようで気が滅入る。』
友達を日曜日に誘った際、「ごめん、予定が入ってる」と断られました。その感想を軽い気持ちで投稿したところ、思わぬ反響を呼び、初めての「小バズり」を体験しました。
ちょうど通勤ラッシュの最中だったこともあり、車内スマホ族からどんどんとコメントが届く。その一つ一つに丁寧に返信していたところ、さらに返事が返ってくる…というちょっと嬉しい小バズ利体験。
そのやり取りの中で感じたのは、日本人らしい価値観やコミュニケーションの特徴。今日はそのコメントをいくつかご紹介しながら、「日本人とは何なのか」を一緒に考えてみたいと思います。
①お断りしたことに対してごめんって言うのは普通だと思うけど
普通?フツーって何?勝手に誘ってきた人に謝る必要なんてないですよね。そもそも、あなたの「普通」とわたくしの「普通」が同じだと、どうして断定できるのでしょう。この「フツー」という概念、英語では「Normal」や「Ordinary」と表現されることがありますが、日本語になるとその意味が一気に広がり、このようなコメントを生むのです。
実はわたくしも以前は「普通は…だよね」とよく口にしていました。しかし、教養ある友人に「普通って何?その定義は?」と問い詰められ、答えられなかった経験があります。それ以来、わたくしは「フツー」という言葉に過剰に反応するようになりました。そして今では、わたくし自身がその定義を問い詰める立場になってしまったのです。
「普通」って一体何?どなたか教えていただけませんか?
そして、お断りした際に「ごめん」と言うのは分かります。しかし、誘った側は頼まれてもいないのに勝手に誘っているのです。誘われた側は、悪いことをしていないのに謝る必要があるのでしょうか?その謝罪、少し安売りしすぎていませんか?
②「ありがとう」と「ごめん」を同じように使うことがある
日本ではそのニュアンスが理解できますが、「ありがとう。また誘って」の方が双方にとって気持ちの良い表現になると思います。
何でもかんでも「Thank you」を使うアメリカ人と、何でもかんでも「Sorry」を使う日本人。わたくしは、毎日「謝る人生」ではなく、「感謝する人生」を過ごしたいと思います。このテーマは「人としてどうありたいか」という深い論点に発展しそうですが、日々何気なく「ごめん」と言う癖がある方は、立ち止まって「ごめん」を「ありがとう」に変えてみませんか?
③枕詞みたいなものです。郷に入っては郷に従えということだと思います。
枕詞???。「郷に入っては郷に従え」という命令形には、どこか恐ろしさを感じると同時に、原始的なムラ社会を思い起こさせます。この現代において、こういったコメントが寄せられること、またこの思想がいまだ健在であることに、驚きを禁じ得ません。
インバウンドを積極的に受け入れようとしているこの時代において、日本人に対してこのようなコメントが届く現状には、「まだまだ閉鎖的な国ニッポン」の一面を垣間見た気がします。
さて、あなたならどう考えます?
これらコメントに賛成?反対??
では今日はこの辺で…
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