検察官の定年延長問題について
国会審議において安倍首相は以下のように発言しています。
「あの、ルイ16世と同じとまで言われると、
多くの方々はそれは違うのではないかと思うのではないか。」
ここで、あれ、ルイ16世って誰だっけ?と思った方もいるのではないでしょうか。
そして、混乱を招くので整理しておくと、
実は国会でのやりとりにおいて、
「あなたはルイ14世のようだ」と批判されたことに対する答えなんです。
ちなみに、ルイ14世はフランスの全盛期だったときの王様です。
権力を自分に集中させ、戦争も頻繁におこなって、領土を拡大したのです。
一番調子のよかったときの台詞が「朕は国家なり」です。
「朕」って、「私」ということですが、
現代ではなかなか使わない一人称ですね(笑)
つまり、安倍首相への「なんて横暴な!あなたは王様か!」という揶揄の意味でした。
ちなみに、安倍首相はこれに対して間違えて「16世」と返してしまいました。
ルイ16世は、あの有名なフランス革命で処刑された王様です。
妃はあのマリー・アントワネットです。
革命で処刑されたと聞くと、
どれだけ民衆に対して横暴だったのかと思われるかもしれません。
ところが、あのマリー・アントワネットが目立つほど、
偉ぶる王様のイメージとは違って国民想いだったようです。
それならば、なぜ民衆に殺されてしまったんでしょうか?
ここらへんのドラマがフランス革命の面白いところです。
授業で取り上げるのが楽しみです。
とりあえず、まとめとして安倍首相は
ルイ14世のように横暴だと言われたことで
間違えて自分を民衆に処刑されたルイ16世と言い間違えるという
ちょっと皮肉なことになっています(笑)
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